売上高は前年同期比微減 ランクセスの20年第1四半期

2020年05月11日

ゴムタイムス社

 ランクセスが5月8日に発表した2020年度第1四半期連結業績は、売上高が17 億400万ユーロで前年同期比で微減、特別項目を除いたEBITDAは2億 4500 万ユーロで同9・9%減、特別項目を除いたEBITDAマージンは14・4%(前年同期は15・7%)となった。
 部門別にみると、アドバンスト中間体部門の売上高は5億5800万ユーロで同4・5%減、特別項目を除いたEBITDAは8800万ユーロで同16・2%減。特にアジア地域のアドバンスト工業化学品ビジネスユニットにおいて、新型コロナウイルスのパンデミックによる需要低迷の影響を受けた。無機顔料ビジネスユニットにおける販売量の増加および為替の好影響にもかかわらず売上減少を相殺できなかった。
 スペシャリティアディティブス部門の売上高は4億9900万ユーロで同2・9%増、特別項目を除いたEBITDAは8500万ユーロで同 2・4%増となり、厳しい経済環境にも関わらず増収増益となった。臭素系製品が順調に推移した他、為替の好影響が新型コロナウイルスの影響による自動車産業の需要低迷を相殺する以上の結果となった。

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