タイヤ工場の生産調整続く 新型コロナでタイヤ各社

2020年04月17日

ゴムタイムス社

 新型コロナウイルスの感染拡大による需要減等を受けたタイヤ工場の生産調整が続いている。
 ブリヂストンは、4月16日時点で、操業を一時停止していた米州(北米・中南米)のタイヤ14工場のうち、5工場で生産を再開し、9工場で操業停止を続けている。また、欧州(中近東、アフリカ、ロシア、インドを含む)ではタイヤ15工場のうち8工場が、アジアでは11工場のうち1工場が操業を一時停止している。日本国内の工場は全て操業している。
 住友ゴム工業は、一時停止していた国内のタイヤ4工場の操業を予定通り4月13日に再開した。これら4工場は5月6・7日の2日間も操業を一時停止する予定。また、海外拠点では、生産調整のため米国のタイヤ工場で4月20日~5月3日の間に操業を一時停止することを決めた。このほか、4月17日の時点で、南アフリカ工場が4月末まで、トルコ工場が4月19日まで、それぞれ操業の一時停止を続けることにしている。なお、操業を休止していたブラジル工場は4月15日に生産を再開した。
 TOYO TIREは、生産調整のため一時休止していた仙台工場の稼働を予定通り4月10日に再開した。海外拠点では、4月16日時点で、北米のタイヤ工場が4月18日までの予定で休止しているほか、マレーシアの2工場で活動制限令の延長に伴い稼動の一時停止が続いている。

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