電解液事業の提携を拡大 宇部興産と三菱ケミカル

2020年03月31日

ゴムタイムス社

 宇部興産は3月27日、同日開催の取締役会において、三菱ケミカルとの共同新設分割により新設する合弁会社に、宇部興産および三菱ケミカルそれぞれのリチウムイオン二次電池用をはじめとする電解液事業を承継させることを決議し、合弁契約書を締結したと発表した。会社分割の効力発生日は今年10月1日の予定。

 両社は、2018年1月より合弁形態で運営している常熟宇菱電池材料を通じて、中国における同事業を共同で行ってきた。今回、提携をさらに拡大し、相乗効果による製品開発力の向上ならびに購買、生産および販売体制の効率化による経営基盤の強化を図るとともに、研究開発を統合し、両社の持つ知的財産・技術開発力を一体化することで、国内外における競争力をさらに高め、同事業の長期的な発展を図ることで合意した。

 具体的には、日本において合弁新社を設立し、日本の製造拠点をはじめとして両社の同事業に関わる資産を合弁新社に承継し、統合運営する。また、常熟宇菱電池材料は、合弁新社の100%子会社とする。

 なお、三菱ケミカルの100%子会社であるMCアイオニックソリューションズUK社(英国ダラム州)および100%孫会社であるMCアイオニックソリューションズUS社(米国テネシー州)は、同統合の対象外となる。

 同統合の方式は、同社及び三菱ケミカルを分割会社とし、合弁新社を承継会社とする共同新設分割。同統合に際し、会社分割の効力発生日における合弁新社の発行済株式にかかる持株比率は、三菱ケミカル80%、同社20%となる。