松田製作所 営業面の努力が業績に寄与 製品構成の見直しが課題に

2020年04月06日

ゴムタイムス社

 川金ホールディングスのグループ企業のうち、ゴム射出成形機のマーケットリーダーの地位を築いている松田製作所(鈴木信吉社長、埼玉県久喜市)。

 20年3月期を振り返ると、「上半期は受注環境が良く計画通りに進んだ。下期についても、米中貿易摩擦なども大きな影響がなく比較的良好な結果となっている」(同社)という。

 今期の国内外の販売比率は、国内が6割、海外が4割で前期と変わらず、国内中心に需要が多く、海外では東南アジアの需要が多かった。

 通期業績では売上は前期を上回り、営業利益は大幅に伸び、増収増益になる見込みだ。

 好調だった要因として、「利益率が高い受注案件があったほか、価格面で営業努力を重ねった結果、利益に貢献できた」(同社)と捉えている。

主力の射出成形機が前期に引き続き堅調に推移している

主力の射出成形機が前期に引き続き堅調に推移している

 製品の動向を見ていくと、主力の

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