M&A奏功で増収増益 ミシュランの19年12月期

2020年03月11日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤが2月10日に発表したミシュランの2019年度期末業績は、売上高が241億3500万ユーロ(為替レート変動の影響を除外)で前年同期比9・6%増、セグメント営業利益が30億900万ユーロ(同)で同8・4%増となった。

 2018年に買収したフェナーおよびカムソに加え、2019年に買収したマルチストラーダおよびマスターノート、それぞれの統合のスムーズな実施が売上・営業利益に大きく貢献したとしている。

 価格ミックスや為替も売上・営業利益に寄与したが、タイヤ販売量は1・2%減となった。乗用車・ライトトラックタイヤ、トラック用市場では、いずれも直需需要の減少を受けたが、市場が軟化する中でシェアは前年並みを維持した。

 特殊タイヤ市場については、農業用、建設用市場は低迷したが、鉱山用の販売量は増えたことでほぼ相殺された。

 フリーキャッシュフローは、EBITDAの成長および下落している市場に対し生産管理を迅速に対応させたことを反映して、16億1500万ユーロとなった。

 2020年は、乗用車・ライトトラック用タイヤ市場は、市販需要は横ばい、直需需要は縮小を続け、年間ではやや落ち込むと予想。トラックおよびオフロード用タイヤ市場は、直需事業の急落による影響を受けて軟化が続くと見込む。鉱山用市場も若干の在庫調整が行われ縮小を見込む。この全般に落ち込んでいる市場環境において、同社は前年度をやや下回るセグメント営業利益(為替レート変動の影響を除外した場合)、15億ユーロを超えるフリーキャッシュフロー(中国のコロナウィルスの全体的影響を除外した場合)の達成を目標に掲げている。

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