ゴム・樹脂ホース特集 プラス・テク 新製品の採用実績が着実に増加 カットを含む二次加工を強化

2020年03月09日

ゴムタイムス社

 プラス・テク(茨城県稲敷郡阿見町、峰重克己社長)は、プラスチック原料(コンパウンド)の製造販売とプラスチックホースや止水板を製造販売する成形品を展開している。

 成形品の需要動向(19年4~20年1月)は、汎用品ホースは、前年を若干下回る水準で推移している。汎用品は月ごとに多少の差はあるものの、景気減速が販売全体に影響を与えている印象だ。また、特定ユーザー向けの特注品は一部ユーザーの本格的な実商開始が遅れ、前年を若干下回る状況にある。

テクノフーズ

テクノフーズ

 製品展開では、顧客に関心を持っていただける新製品の開発を進めており、主力の耐圧ホース「テクノブレード」では、17年8月に「耐油テクノブレード」、昨年6月に「テクノフーズ」を発売した。耐油テクノブレードは、特殊樹脂を使用することで、耐油性に優れ、油を流しても柔軟性が持続する特長を持ち、絶縁油、作動油などの油用配管に最適。さらに、工作機械・成形機などの工業用配管に適している。

 テクノフーズは、食品衛生法に適合したホースで、非フタル酸系可塑剤を使用した配合となっており、牛乳など油脂脂肪性食品を含む食品、飲料に適応したものとなっている。

 「これら新製品は採用実績が少しずつ出始めている。今後も高機能な新製品の開発を加速させるとともに、特注品でも機能性の高い製品を提供していく」(竹村雄成形品営業部長)と考えている。

 また、樹脂ペレットや粉体など

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