日本ロール製造 修理・改造需要が堅調推移 生産性高まり業績に寄与

2020年03月09日

ゴムタイムス社

 日本ロール製造(東京都江戸川区、青木要助社長)の機械ロール事業部はゴムやプラスチック加工機械の専門メーカーとしては国内最大であり、プラスチック加工機械をはじめ、タイヤなどのゴムを混練するゴム機械、金属圧延機械、二次電池加工機械などの製造・販売を行っている。

 同事業部が製造・販売する加工機械は、カレンダーロールをはじめ、ミキシングロール、インテンシブミキサー、ストレーナなど多岐に渡るのが同社の強みだ。

 19年9月期の機械ロール事業部の業績動向を振り返ると、「ゴム、プラスチック、金属の3つそれぞれ偏りなく受注があり、最近の傾向として国内は新規の需要よりも主要取引先の修理・改造を中心とした需要が活発だった」(同社)ことから、増収増益となった。

 足元の動向では、需要動向は前年並みを確保しているものの、米中の貿易摩擦の影響などにより、受注環境が昨年8月頃から厳しくなってきているという。ただし、プラスチック、ゴム加工機械の専門メーカーとして国内シェアを大きく占める同事業部にとって、修理やメンテナンス、オーバーフォールの需要は引き続き伸びている状況だ。

 また、研究開発向けに使用される8、10インチの小

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