減収も土地売却で増益 クレハの4~12月期

2020年02月07日

ゴムタイムス社

 クレハの20年3月期第3四半期連結決算は、売上収益が1054億3600万円で前年同期比4・9%減、営業利益は257億6800万円で同85・4%増、税引前四半期利益は258億6800万円で同82・2%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は207億2000万円で同86・5%増となった。
 前年同期に比べ減収となったが、本社別館の土地の売却益などのその他の収益の計上により増益となった。
 セグメントのうち、機能製品事業は、売上収益が314億3100万円で同8・3%減、営業利益は32億5800万円で同8・8%減。機能樹脂分野では、リチウムイオン二次電池用バインダー向けのフッ化ビニリデン樹脂の売上げが増加したが、PPS樹脂およびシェールオイル・ガス掘削用途向けのPGA樹脂加工品などの売上が減少した。
 樹脂製品事業は、売上収益が339億8900万円で同3・8%減、営業利益は57億円で同3・6%減。コンシューマー・グッズ分野は、家庭用ラップおよびフッ化ビニリデン釣糸の売上が増加した。業務用食品包装材分野は、熱収縮多層フィルム等の売上が減少し、ブローボトル事業の譲渡を行ったこともあり、売上、営業利益はともに減少した。
 通期予想の修正はなく、売上収益は1440億円で前期比2・9%減、営業利益は285億円で同66・0%増、税引前利益は285億円で同63・5%増、当期利益は220億円で同57・9%増を見込んでいる。

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