ニュースの焦点 新型肺炎 早期終息願うゴム企業

2020年02月07日

ゴムタイムス社

 中国・武漢市を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎拡大がゴム関連企業の活動に影響を与え始めている。中国全土での肺炎拡大を受け、ゴム関連企業は従業員の中国出張禁止や、当局の指示に従い現地工場の再開延長する措置を取ったほか、日本国内での感染拡大に備え、在宅勤務の検討を進める企業もある。

 武漢市は人口約1100万人の大都市で、中国のほぼ中央部に位置するため、中国各地の主要都市に通じる古くから交通の要衝。また、日系自動車メーカーが生産拠点を構える、中国有数の自動車産業の集積地でもあり、日系自動車メーカーに部品を供給するゴム・樹脂関連メーカーも武漢市とその周辺地域に進出し、現地生産を行っている。

 新型肺炎の感染拡大に終息の兆しが見えない中、今後懸念されるのは、各企業のサプライチェーンの

全文:約719文字

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー