精密成形品低調で減収減益 信越ポリマーの4~12月期 

2020年01月28日

ゴムタイムス社

 信越ポリマーの2020年3月期第3四半期連結決算は、売上高が607億2400万円で前年同期比6・9%減、営業利益は58億4300万円で同9・2%減、経常利益は63億1900万円で同6・8%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は47億3800万円で同0・6%減となった。

 電子デバイス事業の売上高は150億8800万円で同3・8%減、営業利益は12億3800万円で同9・1%増だった。

 精密成形品事業の売上高は250億5300万円で同11・6%減、営業利益は38億2300万円で同15・1%減。うち、シリコーンゴム成形品は、主力のメディカル関連製品が堅調だったが、全体として売上は低調に推移した。

 住環境・生活資材事業の売上高は146億3700万円で同5・0%減、営業利益は4億5000万円で同15・7%減。塩ビ関連製品の市場環境が非常に厳しい中、価格改定や生産効率化に努め、新規事業製品の拡販を推し進めたが、全体売上は伸び悩んだ。また、機能性コンパウンドは、ロボットケーブル用が年初からの出荷低調が続き、自動車用の需要も減速し、売上は横ばいとなった。

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