JATMAが新年会開催 「安全守り環境も基軸に」

2020年01月23日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は1月23日、東京都千代田区のホテルニューオータニで新年賀詞交換会を開催した。
 冒頭であいさつした清水隆史会長(TOYO TIRE)は、まず自動車業界がCASEに直面していることに触れ、「時代が移り変わる時、不易流行という言葉を思い起こす。自動車用タイヤにおいても確かな安全という側面を守りモビリティ社会を支えていかねばならないことを再認識し、業界を挙げて取り組まなければならない」と述べた。その上で、「タイヤ生産供給事業は、経済、社会に大きな影響を与える規模であることは明らかで、環境をもう一つの基軸として社会的責任を果たしていきたい」と語った。最後に「今年は庚子だが、庚は収穫、子は発芽なので、当協会も今年は積み重ねてきた成果を収穫し、未来に向けた種まきをする年になろう」と締めくくった。
 続いて、来賓の経済産業省大臣官房の大内聡審議官がランクセスをがあいさつし、「世界の自動車生産は20年代前半には1億台に達すると見込まれ、新興国など伸びゆく市場の獲得が鍵だ。近年、タイヤおよびタイヤ原材料の輸入増加を懸念する新興国が産業保護を目的に追加関税の実施、政府ガード措置の調査の動きを見せている。経産省としても公正な貿易取引の確保に向けビジネス環境の一層の整備に貢献していく」と述べた。
 この後、江藤彰洋副会長(ブリヂストン)が

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