年頭所感 JSR エリック・ジョンソンCEO

2020年01月09日

ゴムタイムス社

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 2020年を迎え、JSRグループは「グローバル化の更なる推進」「デジタル変革の推進」「CSRからサステナビリティ重視の経営への移行」といった、事業戦略全体に関わる課題により一層注力して参ります。

 日本を中心とした企業から世界企業への移行を推進するにあたっては、各地域に適したアプローチを行いながら、世界中から最適なテクノロジー、プロセス、アイデア、市場および人材を取り込んでいけるよう体制を整備して参ります。また、さまざまな地政学的変化を世界規模で理解し、対応することのできる体制の構築にも取り組みます。日本には既に優れた体制がありますが、米中を中心にさらに拡大していきたいと考えております。

 デジタル変革に関係する取り組みとしては、「最新のAI技術の理解・応用」「研究開発へのシミュレーション技術の実装」といった領域をさらに加速させる予定です。当社ではすでに、量子コンピューターの活用を含めたマテリアルズ・インフォマティクスに取り組む多くの人材が存在しており、全事業におけるデータ分析の利用も進めております。今年は、新たにデジタル専門部署を新設し、これらの活動を加速させて参ります。

 ステークホルダーに対して、長期的な価値を提供するという意味で、サステナビリティは重要なポイントです。当社は、製品開発においては絶え間なくイノベーションを追求し、環境対応や適切な企業統治といった倫理的行動に注力するなど、サステナビリティに欠かせない多くの中核的要素をすでに保有しております。

 これらは今後も弊社の社風として中核をなすものですが、今年はさらに、国連主導の持続可能な開発目標(SDGs)を事業に適切に取り込むため、CSR部門を強化し、全社を上げてサステナビリティを意識した事業活動を推進して参ります。

 本年も何卒、倍旧のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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