年頭所感 横浜ゴム 山石昌孝社長

2020年01月01日

ゴムタイムス社

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 新中計「GD2020」の2年目となった昨年に実施した取り組みでは、タイヤ消費財事業については、「プレミアムカー戦略」に沿った新車装着の実績としてトヨタのRAV4やポルシェのカイエンなどに装着されました。また、米国、ロシアの生産販売子会社がスバル、日産からサプライヤーアワードを受賞しました。「ウィンタータイヤ戦略」では、欧州市場向けオールシーズンタイヤ「ブルーアース4S・AW21」の販売が好調に推移しました。「ホビータイヤ戦略」では、「ジオランダーXーMT」の日本での販売に加え、「アドバンA08BスペックG」を発売するなど新商品の開発と既存商品のサイズラインアップの拡充を進めました。

 タイヤ生産財事業については、ATG製OTRタイヤが国内の大手建機メーカーに納入を開始しました。また、世界最大の農業機械展で、「アライアンス398MPT」が「イノベーションアワード・アグリテクニカ」で銀賞を獲得しました。愛知タイヤでは、フォークリフトタイヤを新たにヨコハマタイヤ販売会社のラインアップに追加しました。トラック・バス用タイヤでは、ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・ミシシッピが北米の日系メーカーに納入を開始しました。新商品では、北米向けに「712L」を、国内向けに「302C」や「LT751R」などを発売しました。

 また、事業展開50周年を迎えた北米市場に対しアドバンやジオランダーの新商品を年間で9商品を投入しました。新商品の積極的なプロモーションによりSEMAショーの「ニュープロダクツアワード」において、当社の3商品がタイヤ関連部門における3つの賞を独占しました。

 モータースポーツ活動については、ニュルブルクリンク24時間耐久レースでサポートした「コンドーレーシング」が日本から参戦したチームで最高位となる総合9位を獲得し、「ジオランダーA/T・G015」装着車がオーストラリアのオフロードレースで日本人ドライバーとして初めて優勝を果たしました。

 MB事業では、6月に世界最大の超大型空気式防舷材の納入を開始しました。

 スポーツ事業では、「RS」や「NEW」シリーズを発売しました。

 ブランド戦略については、イングランド・プレミアリーグ「チェルシーFC」の日本でのプレシーズンマッチ開催を実現しました。

 経営基盤の強化策のひとつであるESGでは、「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づき、天然ゴム農園での労働状況調査や商流調査を開始しました。また、フィリピンの生産工場に太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギーの使用率を高めました。

 従業員による「YOKOHAMAまごころ基金」では、義援金拠出を継続的に行っております。

 「GD2020」の最終年度となります本年の取り組みとして、タイヤ消費財事業については、「プレミアムタイヤ市場における存在感の更なる向上」を目指して活動して参ります。「プレミアムカー戦略」では、国内外のプレミアムOEへの納入を更に進めて参ります。「ウィンタータイヤ戦略」では、オールシーズンタイヤ「ブルーアース・4S・AW21」を日本国内で販売を開始するなど引き続きウィンタータイヤの性能No・1を目指して参ります。「ホビータイヤ戦略」では、自動車ユーザーの趣味に対応する新商品の開発と既存商品のサイズラインアップ拡充を進めて参ります。

 モータースポーツ活動としては、全日本スーパーフォーミュラ選手権において引き続きワンメイク供給を実施します。

 タイヤ生産事業については、OHTを成長ドライバーとして「次の100年の収益の柱へ」を掲げて活動して参ります。ATGについては、本年も積極的な拡販を図って参ります。

 MB事業では、引き続き「得意分野へ資源集中」を掲げ、自動車部品ビジネスの拡大と海洋事業を確固たる世界No・1へを戦略の柱として活動して参ります。

 環境変化や先行きの不透明感が増す中、収益を伴った成長していくため全社一丸となって挑戦し続け2020年代の飛躍へとつなげ、これからも成長していく所存です。

山石昌孝社長

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