バンドー化学 リーディングカンパニー攻略に力 農機用では中国の畑作用市場を開拓

2019年12月09日

ゴムタイムス社

 バンドー化学(神戸市中央区、吉井満隆社長)の20年3月期第2四半期の伝動ベルト製品は、自動車・二輪用、産業用、精密用ともに前年同期に比べ減収減益となった。

 自動車用の国内は、補修品の販売強化により補機駆動用伝動ベルトの販売は増えたが、EV化の進展で自動車メーカー向け補機駆動用伝動システム製品の販売は減少した。

 補修品では「地道な営業活動が奏功している」(同社)とし、営業活動では、ベルトのリブ面に当ててベルトの摩耗状態を確認する「摩耗ゲージ」を部品商や整備工場に配布するなど、早めのベルトの交換を促す啓蒙活動に力を入れている。海外では、欧米とアジアで減少した。特にインドではスクーター用変速ベルトの販売が減少した。一方、中国は補修品などの販売が増加し全体も微増となった。

 産業用は国内・海外とも厳しい状況が続く。国内は機械受注が減速基調にあり、伝動ベルトの販売が減少した。海外も米国では産業用は販売が減少。中国やアジアも干ばつの影響などで、農機向けの販売が落ち込んだ。

 このほか、精密用は、監視カメラ向けや金銭端末機向けの販売が減少した。

 なお、18年度にスタートした中計第2ステージ「BF‐2」において、産業用では市場マッピングに基づき、農機や工作機械、ロボットなどのリーディングカンパニーの攻略に努めている。このうち、農機では、中国の畑作用大型農機市場を開拓するため、同市場で高いシェアを持つ中国メーカーへの受注活動を強化しており、南海工場で製造ライン(1期)を準備し需要増に対応する。

HFDシステム

HFDシステム

 また、平成30年度に2度目の省エネ大賞を受賞した、平ベルト駆動システムのHFD(ハイパーフラットドライブシステム)の拡販を図っている。その一環として、同社は昨年、HFDの特設サイトを開設。

 特設サイトでは、省エネやメンテナンスフリー、長寿命、高伝動効率などのHFDの特長を訴求するとともに、HFD導入でどのくらいの省エネ効果があるか無料診断するコーナー、さらに導入効果の事例集を紹介。HFDは現在、大型の商業施設や病院などへ徐々に採用が広がっているが、特設サイトを入り口に、潜在顧客の掘り起こしにもつなげていく。[/hidepost]

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