グループ会社を統合へ 三菱ケミが台湾とタイで

2019年11月14日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは11月13日、台湾とタイでグループ会社の統合を行うと発表した。台湾ではグループ会社3社と同社事務所を、タイではグループ会社3社をそれぞれ来年4月1日をめどに統合する。

 今回の統合は、三菱ケミカルホールディングスグループの中期経営計画におけるグループ会社削減方針に沿ったもので、これらのグループ会社を統合することにより、互いのノウハウやリソースを共有・集約し事業の総合力を強化する。

 統合されるのは、台湾では、太洋新技、太洋化成、太洋製膜の3社で、統合後の新会社は台灣三菱化學となり、従業員数は約460人、事業内容はEL薬品類の製造・販売、半導体製造用装置および部品の精密洗浄サービス、ディスプレイ材料(カラーレジスト)の販売、イオン交換樹脂の製造・販売、多孔質フィルム(透湿性フィルム)の製造・販売、主に光学フィルムの台湾における技術動向・トレンドの把握となる。

 また、タイで統合されるのは、三菱ケミカルタイランド、三菱ケミカルパフォーマンスポリマーズタイランド、ロンビック・タイランドの3社で、統合後の社名は三菱ケミカルタイランドとなり、従業員数は約230人、事業内容は塩ビコンパウンド、熱可塑性エラストマーおよび機能性ポリオレフィンコンパウンドの製造・輸入販売、食品包装フィルムの製造・輸入販売、三菱ケミカルホールディングスグループ各社製品のタイ国内販売、新規事業のタイ国進出支援、タイグループ会社へのシェアードサービスとなる。

 

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