AIでゴム樹脂の不具合検出 名古屋発IT企業のテクムズ

2019年11月22日

ゴムタイムス社

 2014年5月設立のITベンチャー企業、テクムズ(名古屋市中村区、鈴木孝昌社長)が、これまで培った画像認識や品質管理技術のノウハウを生かし、AI(人工知能)技術を使ったゴム・樹脂等の品質検査システム「DEEPS AI Inspector」に注力している。

DEEEPS AI Inspector

DEEEPS AI Inspector

 今年4月に発売した「DEEPS AI Inspector」の特徴は、①AI知識がなくても導入可能、②様々な形状・多様な不具合検出に対応、③検査精度がステップアップできる、④人の目以上の高精度・高速処理といった点となっている。

 なお、同検査システムは「違和感検知AI」と「不具合特定AI」の2つのAIによるハイブリッド構成となっており、アプリケーションは各種AIに合わせて教師データを作成する学習アプリケーションと、実際の品質検査を行う推論アプリケーションで構成されている。運用を開始するに当たってはまず、①カメラで撮影した正常品と少量の不良品(20枚程度)のサ

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