産業資材事業は2%増益 バンドー化学の4~9月期

2019年11月13日

ゴムタイムス社

 バンドー化学の20年3月期第2四半期連結決算(IFRS)は、売上収益は462億3400万円で前年同期比4・3%減、コア営業利益は30億1900万円で同25・2%減、営業利益は28億5400万円で同35・4%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は21億2200万円で同41・4%減となった。

 自動車部品事業は売上収益は199億7200万円で同4・4%減、セグメント利益は11億3000万円で同32・9%減。

 国内では、補修品の販売強化などにより補機駆動用伝動ベルトの販売が増加したものの、自動車メーカー向け補機駆動用伝動システム製品の販売が減少した。海外では、中国で積極的な顧客開拓に注力し、補修品などの販売が増えたが、米国およびアジア地域で販売が減少した。

 産業資材事業は、売上収益が170億1500万円で同7・8%減、セグメント利益は12億5200万円で同1・9%増。

 一般産業用伝動ベルトは、国内は機械受注の減速基調を受け、産業機械用伝動ベルトの販売が減少。海外は米国で産業機械用伝動ベルトの販売が減少し、中国およびアジア地域で主要顧客の減産などの影響により農業機械用伝動ベルトの販売が減少した。

 運搬ベルトは、国内で鉄鋼向けなどのコンベヤの販売が増加。物流機器向け樹脂コンベヤなどの販売が増加した。

 高機能エラストマー製品事業の売上収益は70億2300万円で同6・4%減、セグメント利益は2億1300万円で同41・9%減。機能フイルム製品は、医療用および建築資材用フイルムの販売は増えたが、工業資材用フイルムおよび装飾表示製品の販売が減少した。

 その他の事業の売上収益は25億7000万円で同37・5%増、セグメント利益は新製品開発のための先行投資やロボット事業の販売減もあり3億1000万円で同32・7%減となった。

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