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海外新車用不振で減収減益 ブリヂストンの1~9月期

2019年11月08日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンの19年12月期第3四半期連結決算は、売上高が2兆6353億9100万円で前年同期比1・5%減、営業利益は2503億4500万円で同13・9%減、経常利益は2425億4400万円で同12・3%減、四半期純利益は2054億300万円で同6・4%減となった。
 第3四半期単独では、為替がマイナス要因となったが、売値良化、タイヤ販売増等により、営業利益は前年同期に比べ1%増益となった。
 タイヤ部門の第3四半期累計の業績は、売上高が2兆1987億円で同1%減、営業利益は2481億円で同11%減。
 タイヤ販売は、乗用車用が同2%減、トラック・バス用は同1%減、建設・鉱山車両用は超大型、大型とも同5%増となった。第3四半期単独で見ると、日本では、値上げ前および消費税増税前の駆け込み需要が発生し、乗用車の補修用が同23%増、トラック・バスの補修用が同26%増と大きく伸びたが、海外では、新車用を中心に需要に弱さが見られたほか、トラック・バス用は北米の補修用が同5%減、欧州の新車用が同26%減となるなど低調だった。
 第3四半期累計での営業利益の増減要因は、売値が250億円、数量が40億円の増益要因となったものの、販管費が250億円、減価償却費が160億円、原材料が90億円、為替が80億円、その他が115億円の減益要因となり、合計405億円の減益となった。
 地域別では、日本は、売上高が8331億円で同2%増、営業利益は842億円で同15%減。米州は、売上高が1兆2908億円で同2%減、営業利益は1172億円で同11%減。欧州・ロシア・中近東・アフリカは、売上高が4406億円で同1%減、営業利益は97億円で同4%減。中国・アジア大洋州は、売上高が4506億円で同5%減、営業利益は347億円で同24%減だった。
 化工品、スポーツ用品、自転車などの多角化部門は、売上高が4489億円で同4%減、営業利益は21億円で同80%減となった。
 通期予想については、最新の市場動向を基に足元の事業リスクを織り込み、8月に下方修正した予想をさらに下方修正し、売上高は3兆4900億円で前期比4・4%減、営業利益は3300億円で同18・1%減、経常利益は3150億円で同17・4%減、当期純利益は2750億円で同5・7%減を見込んでいる。タイヤ需要については、新車用の需要減、アジア経済の減速、米中貿易摩擦による影響で一段と厳しい需要環境を想定している。

 

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