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NEDOがレポートで公表 プラ、バイオプラ最新動向

2019年11月08日

ゴムタイムス社

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月1日、「資源循環(プラスチック、アルミニウム)」「バイオプラスチック」の2つの技術分野について、最新動向や課題、市場予測をまとめた「TSC Foresight」を公表したと発表した。

 TSC Foresightは注目技術分野に関するビジョンや技術的課題を産学官で共有し、異分野・異業種の連携、技術の融合などを促進させることで、日本のさらなるイノベーションの実現に貢献することを目的に、最新技術の動向や技術課題をまとめたレポート。これまでに34の注目技術分野について公表してきたが、今回、新たに「資源循環(プラスチック、アルミニウム)」「バイオプラスチック」の2分野を公表した。

 資源循環(プラスチック、アルミニウム)分野のレポートでは、資源循環に関する国内外の技術動向や技術開発の方向性、市場規模について紹介。技術的課題と方向性として、素材別の高精度な分離、選別プロセスを開発し、再生が容易となる技術の確立が重要である一方、その実用化のためには、産学官で弱点を補う開発体制が必要であることを提言している。

 バイオプラスチック分野のレポートでは、バイオプラスチックを取り巻く世界の動向や機能性・原料に基づく分類のほか、海洋生分解性プラスチックの技術開発の方向性についてまとめている。海洋生分解性プラスチックの開発課題として、生分解性プラスチックの国内市場規模は年2300tと、欧州などに比べ普及していない点が挙げられる。日本が将来この分野で勝ち抜くためには、国内外で海洋生分解性プラスチックの新市場を創出することが重要と位置づけ、「イノベーションによる新素材開発」「普及啓発」「普及促進を目的とした規制」「標準化」の必要性を提唱している。