日東化工 シートは大阪ソーダとのシナジー期待 マットは五輪施設の受注に力

2019年10月28日

ゴムタイムス社

 日東化工(神奈川県高座郡寒川町、荒川良平社長)のゴムシート・ゴムマットの19年4~6月の需要動向は、ゴムシートは前年並みとなったのに対し、ゴムマットは前年同期を若干下回った。

 同社のゴムシートは、自動車関連や化学、土木建設をはじめ幅広い産業分野で使用されているが、自動車関連の需要はそれほど落ちず前年並みとなり、材質では耐摩耗性のSBRシートが比較的堅調な伸びを見せた。

 ゴムマットでは、長尺透水性ゴムマット「クッションマット」や歩行用・養生用ゴムマット「ブラックターフ」など自社製品を展開。うち、クッションマットは成田国際空港の第3(LCC)ターミナルの床材として「クッションマットコーティング」が採用される中、今年8月に完了した到着ロビーの拡張工事でも同マットが採用された。また、今後2~3年かけて行われる拡張工事に於いても引き続き採用が計画されているとの事で、同製品への評価が高まっている。

 クッションマットコーティングでは、新製品の上市を計画。従来のクッション性を持たせつつ、より表面強度を向上させたもので、現在は市場で評価を

全文:約1083文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー