福島工場が浸水し操業停止 台風19号でオカモト

2019年10月16日

ゴムタイムス社

 オカモトは10月15日、台風19号による被害状況を発表した。

 発表によると、福島県いわき市にある同社福島工場で、近隣を流れる夏井川の堤防決壊により、工場構内に浸水する被害が発生した。同社は田村俊夫社長をリーダーとする緊急対策本部を立上げ、復旧に向けて対応している。

 福島工場は、ラップフィルム、PPシート、除湿剤、ゴムバンド、フレキシブルコンテナバッグを生産している。今回の台風19号では、10月12日夕刻より浸水が始まり、工場のほぼ全体が浸水した。同社の従業員および協力会社などに人的被害はなかった。水位が下がった後、10月14日朝より復旧作業を開始した。

 周辺地域では断水が発生しており、同工場での操業は停止している。操業再開の時期は、未定となっている。また、在庫製品にも影響が発生しており、出荷業務にも影響が出ている。被害の詳細について引き続き確認を急いでいる。

 操業停止による被害額および業績への影響等については現在調査中で、今後業績に重大な影響を与えると判明した場合には、速やかに発表を行うことにしている。

 茨城県の茨城工場、つくば工場および静岡県の静岡工場は特に被害が発生していないことから、今後は、各工場からも人員を派遣し、福島工場の復旧に取り組んでいく。

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