水口製作所 大型高精度研磨複合機に注力 コンバーティング向けが堅調推移

2019年10月21日

ゴムタイムス社

 ゴムロールの研磨技術で世界をリードする水口製作所(静岡県裾野市、水口泰昌社長)は大型ロールに対応する大型高速・高精度研磨複合機の販売に注力していく。

 最近の需要動向を見ていくと、OA機器業界全体の需要が減少している現状がある。そこで、同社のブランド力や技術力を活かし、コンバーティング分野や一般工業用品分野にも供給先を広げ対応している。その結果、大型の複合機の需要が伸びているという。

 同社としてはゴムロールの需要を取り込むのはもちろんだが、以前力を入れていたメッキ、金属などの分野に再度注力し、大型の複合機の販売増につなげていきたい考えを示している。

 また、特殊な磨きが必要な医療機器分野でも同社の技術力で需要を取り組む針だ。

大型高速・高精度研磨複合機の販売にさらに力を入れていく

大型高速・高精度研磨複合機の販売にさらに力を入れていく

 その販売に注力していく大型高速・高精度研磨複合機のCNC大型ロール研削盤には、「LEO―1500」、「LEO―2000」、「LEO―3000」、「LEO―3500」がある。同シリーズは、特殊なゴムロールの厳しい要求にも対応できる新加工技術を搭載したLEOシリーズのトップモデルだ。

 同シリーズの特長は軟質ゴムロール研磨時の課題だった「ねじれ」を、両チャック・同時回転駆動方式により、芯ブレをなくしたこと。もちろん高硬

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