エラストミックス  生産ラインの省人化目指す 合理化進め利益体質へ

2019年10月21日

ゴムタイムス社

 エラストミックス(三重県四日市市、阿部一至社長)の18年度は、上半期は国内が堅調に推移したものの、下半期に入り需要減退基調へ変わり始め、19年の年明けから厳しい状況を迎えた。その結果、生産量は前期よりも伸びたものの、「米中の貿易摩擦の影響が響いている」(阿部社長)とし、グループ全体で増収減益となった。

阿部社長

阿部社長

 今期の上半期の動向についても、前期に引き続き米中貿易摩擦の影響を受け、国内外とも生産量が減速基調という。

 とくに、海外拠点の中国の2拠点は米中の貿易関連などが影響を及ぼし、各海外拠点のなかでは一番厳しい環境になっている。

 タイでは、経済自体は安定しているものの、特定ユーザーの需要減により生産減の状況だ。

 メキシコは自動車メーカーの生産台数が減少しているものの、19年末には当初の計画している販売数量を達成すると見込んでいる。

 インドネシアについ

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