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ミシュランなどが合弁設立 天然ゴム流通アプリ開発で

2019年10月04日

ゴムタイムス社


 日本ミシュランタイヤは10月3日、ミシュラン、コンチネンタル 、農業用ソフトウェアの開発大手Smagの3社が、天然ゴムのサプライチェーンをマッピングするスマートフォン用アプリケーションソフト「ラバーウェイ」の技術開発と展開に特化した合弁会社を設立すると発表した。新会社は2019年末までに事業を開始する予定。

 ラバーウェイは、持続可能な天然ゴムのグローバルプラットフォームであるGPSNRの目的に準拠して設計されたスマートフォン用アプリケーションとなる。プランテーションからゴム加工工場まで、天然ゴム産業全体の環境問題、社会問題および企業の社会的責任活動に関する慣行とリスクをマッピングし、評価するデジタルソリューション技術となっている。収集したデータをユーザーであるタイヤ製造業者に提供することにより、天然ゴムのサプライチェーンにおける持続可能性を改善することにつなげる。

 天然ゴムのサプライチェーンには、世界中で約600万人のゴム農園従事者、10万人の仲介業者および500カ所を超える加工工場などが介在し、非常に複雑となっている。ミシュランとSmagが共同開発したラバーウェイは、既に2017年から稼働しており、現在では天然ゴム主要生産国であるタイ、インドネシア、コートジボワール、ナイジェリア、ガーナ、ブラジルなどで活用されている。

 この合弁事業において、ミシュランは、開発したソリューション技術の使用権と利用機会を適用地域に提供する。また、コンチネンタルは、他のタイヤメーカーや自動車部品メーカーによるラバーウェイの幅広い利用を啓蒙し、天然ゴム産業における責任ある企業活動の加速を促進する。一方、Smagは、農業向けデジタルソリューションにおける技術的かつ専門的知見を共有することで事業を推進していく。3社は、ラバーウェイを天然ゴム産業の全てのステークホルダーが手軽に使用できる独立したソリューションとして、サプライチェーンの透明性向上を目指していく。