ミクロ電子 ゴム工業向けが堅調推移 テスト装置の充実を強化

2019年09月24日

ゴムタイムス社

 マイクロ波電力応用の専門メーカーであるミクロ電子(埼玉県川越市、山中亨社長)。

 19年3月期については、山中社長は「売上が微減したものの、全体的にコスト削減が寄与し利益面では確保できた」と振り返る。

 同社はゴム工業向けを中心に、セラミックス、食品工業、医療関連などさまざまな分野に販路を拡大しているが、前期はゴム工業向けが若干減少したが、多種多様な分野の設備が伸びたという。

 その要因として、サンプルテスト装置の充実や強化を推し進めた結果、サンプルテスト装置からの受注が増えたためだ。

 足元の動向では、上半期は計画を若干下回っているものの、下半期は堅調に推移している状況。ゴム工業向けでは、上半期は前期よりも国内外関わらず動きが良くなり、新規や増設需要よりも設備の老朽化による更新需要が多い。一方、海外はミクロ電子と北京ミクロのミクログループとしては、18年は良かったものの、19年に入り米中の貿易摩擦の影響で動きが鈍いという。

 通期の見通しについては、

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