売上最高も事業益5割減 横浜ゴムの1~3月期

2019年05月15日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムの19年12月期第1四半期連結決算は、売上収益が1495億2300万円で前年同期比0・2%増、事業利益は58億3300万円で同50・1%減、営業利益は128億7800万円で同8・4%減、四半期利益は91億2700万円で同2・2%減となった。売上収益は、過去最高。
 セグメント別では、タイヤ部門は、売上収益が1001億2500万円で同3・9%減、事業利益は14億7600万円で同81・6%減。新車用は、国内が納入車種の切り替えなどで低調だったほか、海外で中国の景気減速に伴う自動車生産調整の影響を受けた。市販用は、国内で暖冬のため冬用タイヤが低調だった。
 MB部門は、売上収益が288億5800万円で同9・7%増、事業利益は17億1200万円で同3・4%増。ホース配管事業、工業資材事業、ハマタイト事業とも、売上収益が前年同期を上回った。
 ATG部門は、売上収益が188億6100万円で同11・6%増、事業利益は24億4900万円で同28・3%増だった。
 通期予想は、固定資産売却益計上を踏まえ、営業利益と当期利益を上方修正し、売上収益は6600億円で前期比1・5%増、事業利益は575億円で同3・0%減、営業利益は650億円で同21・5%増、当期利益は460億円で同29・1%増を見込んでいる。

 

 

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