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健康経営の取組み広がる ゴム企業、価値向上を期待

2019年03月18日

ゴムタイムス社

 従業員の健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に実践するゴム企業が増えている。経済産業省が2016年度に「健康経営優良法人認定制度」を創設するなど国や自治体が後押ししていることや、企業にとっても認定を機に企業価値向上が期待できるメリットもあり、健康経営に注力する動きが広がりつつある。

 健康経営優良法人認定制度は、経済産業省が優良な健康経営を実践する大企業や中小企業などの法人を「見える化」し、社会的に評価ができる環境を整備することを目的とした顕彰制度。

 今年で3回目となった同制度の認定企業数は大規模法人部門(大規模な企業・医療法人対象)が初年度の235法人から821法人へ、中小規模法人(中小規模の企業・医療法人対象)も318法人から2503法人に激増している。それに伴い、同制度に認定されるゴム企業も増えている。

 例えば、合成ゴム大手のJSRは「健康経営優良法人2019(大規模法人部門)ホワイト500」に3年連続で認定された。また「中小規模法人部門」では、グループ企業のJSRマイクロ九州が3年連続で認定された他、今年はマスターバッチを製造販売するエラストミックスやJSR健康保険組合など3法人が新たに認定された。

 同じく「健康経営優良法人2019」に認定された合成ゴム大手の日本ゼオンも「ゼオングループ全員の成長と力の発揮は 一人ひとりの健康がベース」 をトップ方針の考え方に掲げ、今後もより一層、健康経営の質向上を図っていく方針だ。

 また、タイヤ大手の住友ゴム工業は、昨年制定した健康経営宣言の実践による定期健康診断や特定保健指導の推進による生活習慣病などの疾病予防、ワークライフバランスの推進といった取り組みが評価され、同制度に3年連続で選定されている。また、「健康教育・イベントの拡大と健康情報の発信」に関しては、ヨガやストレッチの体験教室、健康増進のためのセミナー、社員食堂でのヘルシーメニューや温かい朝食の提供などの健康教育やサービスなどにも力を入れている。

社内ヨガセミナーのようす(住友ゴム工業)

社内ヨガセミナーのようす(住友ゴム工業)

 一方、横浜ゴムは子会社で情報システム開発会社のハマゴムエイコムが、「健康経営優良法人」に認定されたほか、横浜市の横浜健康経営認証で最高クラス「AAA」を昨年末に取得した。同子会社独自の健康方針「健康づくり宣言」の社外公表や社内でのスポーツイベントの実施、役職者会議内での従業員の健康診断結果の共有などが評価されたもので、初めて申請で最高クラスに選出された。

横浜ゴム子会社の認証式の模様

 このほか、豊田合成や住友理工などの自動車ゴム部品大手を始め、バンドー化学やニッタといったベルトメーカーも健康経営優良法人に選定されている。

 豊田合成は企業の持続的成長には従業員の心と体の健康が不可欠であるという考え方に基づき、「生活習慣病やメンタルヘルス不調の

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