セルラーV2Xの実験成功 コンチ、日産など6社で

2018年12月14日

ゴムタイムス社

 コンチネンタル・オートモーティブは12月13日、エリクソン、日産自動車(以下、日産)、NTTドコモ(以下、ドコモ)、沖電気工業(以下、OKI)、クアルコム・テクノロジーズ(以下、クアルコム)との5・8GHz帯を用いた日本初のセルラーV2Xの基本的な通信特性の実証実験に成功したと発表した。

 同実証実験では、車車間(V2V)、車と交通インフラ間(V2I)、車と歩行者間(V2P)の直接通信、また、車とネットワーク(V2N)の基地局経由通信といった車対X通信における特性評価を目的とし、セルラーV2Xの有効性を確認した。同社は同技術の信頼性、遅延特性における強みはリアルタイム通信をサポートできるとしている。直接通信はモバイルネットワーク圏外のエリアでもV2V、V2I、V2Pを実現し、基地局経由通信においては、道路や交通状況を含むクラウドベースの広域での情報収集と配信をV2N通信により実現する。

 同実証実験で得られた結果をもとに、同社はさらにセルラーV2X技術の開発を世界レベルで進めていく。セルラーV2Xは4・5G(LTE Advanced Pro)からスタートし、2022年以降に5Gへの移行が見込まれている。

 

実証実験

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