東海カーボン 業績予想を上方修正 純利益4倍に

2018年05月09日

ゴムタイムス社

 東海カーボンは5月8日、2018年12月期の連結業績予想を上方修正し、純利益が前期比4倍の468億円になる見通しだと発表した。

 見直された業績予想によると、売上高は当初の予想より200億円多い1940億円で、前期比82・6%増となる見通しとなった。カーボンブラックや工業炉、ファインカーボンの販売量が伸びることや、黒鉛電極の想定以上の需給の深刻化による価格上昇を見込んでいる。

 営業利益は当初の予想より207億円多い637億で同454・5%増と予想した。黒鉛電極の価格上昇や市況価格の浮上に加え、黒鉛電極とカーボンブラックの生産性改善効果を主な要因と見ている。

 経常利益は648億円で同389・1%増(双書予想比208億円増)、当期純利益は468億円で同296・1%増(同168億円増)となる見通しで、いずれも大幅な上方修正となった。

 同日発表された2018年12月期第1四半期連結決算は、売上高が415億9500万円で前年同期比72・6%増、営業利益は127億8700万円で同617・8%増、経常利益は127億6100万円で同533・4%増、四半期純利益は92億6700万円で同477・5%増と、大幅な増収増益となっている。

 

 

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