ゴム・ビニール手袋特集 三興化学工業 手術用手袋の販売堅調続く ブランド統一で更なる拡販へ

2018年05月18日

ゴムタイムス社

 

 1935年の会社設立以来、ゴム・ビニール手袋の製造販売を中心に幅広い事業展開を行う三興化学工業(広島県大竹市、望戸清彦社長)。17年度は、16年秋に上市した熱可塑性エラストマーの手術用手袋「サンコーシルキーフィットZero(ゼロ)」の販売が堅調で増収増益となった。

 昨秋には「ゼロ」シリーズの新製品として二重装着用のアンダーグローブ「シルキーフィットコリウム」を発売し、各方面から高評価を得ている。アンダーグローブについては医療関連の顧客から要望が上がっていたため、今年2月の日本環境感染学会「ランチョンセミナー(手術時の感染予防:課題と対策)」では同製品のPRを行った。その反響を今後の販売展開に活かしていく方針だ。

 また同社では、16年末に厚生労働省がパウダーフリーの手袋への切り替えを行うよう求める通知を出したことに対応し、すべての手術用手袋製品をパウダーフリーに切り替える作業を進めている。

 その中で、手術用手袋「サンコーシルキーフィットマイクロ(薄)」「同レギュラー(中厚)」「同タフ(厚)」の3アイテムを

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