CMB特集 寺崎ゴム工業 自動車関連の需要が堅調

2018年03月23日

ゴムタイムス社

 

 寺崎ゴム工業(茨城県境町、寺﨑晃社長)は、ユーザーの様々なニーズに応え、各種ゴム練りから小ロットのロール練りまで対応している。

 製品としては、NR、NBR、SBR、CR、EP、アクリルゴムなどを原材料に、カスタムコンパウンドのA練りやB練り、リボン出し、さらには各種試験練り、色物練りまでを行っている。

 最近の品目別では、EPやSBRの生産量が多く、生産量の半数を占め、月産260~280t体制で対応しているとのことだ。

 前期(18年2月期)については、寺崎社長は「自動車関連の需要が堅調だったため、コンパウンドの品目は変わっていないが、全体的に量が増えた」と振り返り、原材料価格の高騰は受けながらも、全体の生産量は前年比微増で、売上・利益ともほぼ横ばいとなった。

 前期の需要動向については、A練りを得意とする同社にとっては、A練りの生産量が多く、前期はB練りの引き合いも増えてきた。近年は、インジェクション用にリボン出しのニーズが高く、生産量の約3割をリボン出しが

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