TPE特集 2017年のTPU出荷実績 押出成形品が好調に推移

2018年03月15日

ゴムタイムス社

国内出荷が初の2万t越え

 熱可塑性ポリウレタンエラストマー「TPU」の出荷実績が2年連続で2万tの大台を突破した。熱可塑性ポリウレタンエラストマー「TPU」は力学的性能、耐摩耗性、弾性回復性、耐油性、屈曲性等の諸特性に優れていることからゴムやプラスチックの代替材料として使用されており、射出成形、押出成形、カレンダー成形、パウダースラッシュ成形など通常のプラスチック成形加工法が適用でき、リサイクルが可能、低VOC、ノンハロゲン等の特長を備え、環境対応製品としても注目を集めている。

 TPU工業会(熱可塑性ポリウレタン樹脂)がこのほどまとめた2017年の熱可塑性ポリウレタンの販売出荷数量(ディーアイシー コベストロ ポリマー、日本ミラクトラン、BASFジャパン、大日精化工業4社合計)は、国内出荷が主力の押出成形品が堅調に推移したことで前年比107・2%の2万655tと国内出荷だけで2万tを超えた。
 輸出出荷は前年に引き続き前年実績を下回り、同84・0%、1284tと

 

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