年頭所感 クラレ 伊藤正明代表取締役社長

2018年01月10日

ゴムタイムス社

 本年も、私はクラレをこんな会社にしたいということを、話しておきたいと思います。

 1番目は「安心して働ける会社、事故や災害が起こらない安全な会社」にしたいということです。「安全はすべての礎」ということを念頭において、全員が自らの責任として無事故・無災害を目指して仕事に取り組んでいただきたい。

 2番目はクラレグループで働く社員が、「そこで働くことに誇りを持てる会社」にしたいということです。クラレは一昨年に続いて昨年も公正取引委員会の立ち入り検査を受けるという、社会の信頼を損なう残念な結果となりました。あらためて皆さんとともに、コンプライアンスの徹底を図り、クラレグループがより良い会社として社会からの信頼を高め、社員が誇りを持って働ける会社とするべく取り組んでいきます。

 3番目は「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に発展していく会社」にしたいということです。独自の技術をベースにして、クラレの内外にある新しい技術・力を活用して、強いコア事業はさらに強く大きくするとともに、成長を期待する事業は新用途の開拓や新技術・新商品による一層の規模拡大と収益向上を図り、今後も成長を続けていく会社でありたいと考えます。

 さて、昨年は各国・地域ともに多くの懸念材料を抱えながらも、世界経済は緩やかながら安定的に成長してきました。一方、日本経済に目を向けると、一部では明るい話も聞くものの、全体的にははっきりしない状況が続いています。もはや、このレベルが日本の安定的成長と言うべきかもしれません。秋以降、多くの日系化学企業は上期の好業績と、通期業績見込みの上方修正を相次いで発表しました。このような中、われわれクラレグループも、昨年は中期経営計画「GS―STEP」の最終年度として、当初計画には大きく届かない結

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