ホース特集 住友理工 17年度上期売上は2桁増 インフラ分野で製品開発強化

2017年10月27日

ゴムタイムス社

 住友理工(愛知県名古屋市、松井徹社長)の産業用ホース事業は、住理工ホーステックス(京都府綾部市)が高圧や搬送用ホースの製造と直需販売を、住理工ホース販売(愛知県小牧市)が搬送用や特装車向けなど建機以外のホースの国内販売を手掛けている。

 産業用ホース事業の17年度上期は、売上は前年同期比で2桁増だった。17年度上期は好調な16年度下期をさらに上回り、過去最高の売上を計上した。

 要因は次の3つ。1つ目は中国建機市場が活況を呈していたこと。2つ目は国内の建機市場が排ガス規制前の特需により高水準で推移したこと。そして3つ目が昨年設立した中国の代理店会「共翔会」が中国国内で販売シェアを拡大したことだ。

 その共翔会では今年11月、2回目の総会を住理工ホーステックス本社(京都府綾部市)で開催する。産業用ホースのマザー工場で総会を開くことにより、「会員同士の親睦を深めながら情報共有などを図っていく」と同社は述べている。

高圧ホースのラインナップ また、産業用ホースの国内販売を見ると、搬送用は微減、高圧については非常に良いレベルで推移している。高圧ホースはメーカーの組

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