【CMB特集】竹原ゴム加工 フッ素ゴムが堅調推移

2017年04月24日

ゴムタイムス社

 システム技術を駆使し、ゴムの高性能化に挑む竹原ゴム加工(岐阜県中津川市、中島竜二社長)。上半期(16年9月~17年2月)の需要動向は、昨年9月から需要が増加し、前期比売上5%増となった。生産量の数量ベースでも伸長した。

 増加要因として、練り分野では自動車関連が好調に推移したほか、薬品などの小分け計量の需要も増えてきたとのこと。

 そのほか、ストレーナー処理の需要も堅調に推移し、その需要に対応して昨年建設した第2工場は「昨年3月からテスト稼働に入り1年経つが、ストレーナーの需要が後を絶たない状態」(中島社長)で、フル稼働状態が続いている。

 海外拠点のタイ工場では、フッ素ゴムの生産が順調な伸びを見せており、シリコーンやフロロシリコンの受注も増加しているのが現状だ。また、最近ではタイ工場から、アジア圏内への輸出が増えてきているという。

 足元の動向については、引き続き特殊品の増加があり、最も伸びているのはフッ素ゴムやアクリルだという。

 中島社長は「今ではフッ素ゴムの需要はCRを

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