【ホース特集】横浜ゴム 自動車用でグローバル加速

2017年04月17日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムのホース配管事業は、建設機械向けと自動車向けの2本柱で展開している。

 16年度(1~12月期)のホース配管事業を振り返ると、建機業界の事業環境が悪く、売り上げは厳しかった。ただし、国内で内部改善など事業基盤の強化を進めており、利益面はまずまずとした。

 建機向けは厳しい状況が続いたものの、16年後半から盛り返し、17年前半は中国向けの生産が伸長。高圧用ホースを生産する茨城工場の稼働も順調である。

 建機向けでは、排ガス規制に伴う需要増が8月まで続くため、上期は昨年に比べて良くなると見ているが、排ガス規制が終了する下期については不透明とした。

 一方、自動車用では、自動車の電動化が進み、パワステ用ホースは減少しているものの、ディーゼルターボ用のオイル供給ホース配管などが下支えした。このホースは、15年に長野工場で生産を開始。16年からは

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