ブリヂストン タイヤ成型システムが革新的な製造技術として世界的な評価

2017年02月20日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは2月17日、英UKIPメディア&イベンツ社発行の業界誌「タイヤ・テクノロジー・インターナショナル」が主催する「タイヤ・テクノロジー・インターナショナル・アワーズ・フォー・イノベーション・アンド・エクセレンス2017」で、革新的なタイヤ製造技術に対して贈られる「タイヤ・マニュファクチュアリング・イノベーション・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。

 今回の受賞は、独自の最新鋭タイヤ成型システム「エクサメーション」がICTに人工知能(AI)を実装したことで、タイヤ成型工程の自動化による生産性の向上や、センサーとAIを組み合わせた自動制御による品質向上を実現した点が評価された。

 授賞式は、ドイツのハノーバーで開催された「タイヤ・テクノロジー・エキスポ」で15日に行われた。

 「タイヤ・テクノロジー・インターナショナル・アワーズ・フォー・イノベーション・アンド・エクセレンス」は、国際的なタイヤの専門家やエンジニア、研究者などが選考委員を務め、「設計・製造技術」「環境功労」「タイヤ技術開発」「ベストサプライヤー」「ベストタイヤメーカー」の5つの分野で表彰する。今回、同社が受賞したのは、「設計・製造技術」にあたる。

 同展示会は2001年から毎年欧州で開催されている、タイヤ産業の世界有数の技術発表展示会。世界各国のタイヤメーカーをはじめ、素材メーカーや研究機関などが成果を発表する場所として注目されている。

 エクサメーションは16年に同社グループのフラッグシップ工場である彦根工場に導入されたほか、ハンガリーにあるグループ会社の乗用車用タイヤ工場のタタバーニャ工場、昨年12月から稼働を開始したグループ会社のロシア新工場にも展開している。

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