マンスリーOEダイジェスト(2017年1月)

2017年02月03日

ゴムタイムス社

 タイヤメーカー各社が1月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。

 ◆ブリヂストン

 ブリヂストンは1月12日、レクサスが2017年に発売を予定している新型LSに、同社のランフラットテクノロジーを搭載した「トランザT005 RFT」を標準装着タイヤとして納入すると発表した。

 なお、同車両は、米国・デトロイトで開催中の2017年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)に展示されている。

 今回装着される「トランザT005 RFT」は、新たなサイド補強ゴムを採用することで、タイヤのサイド部をより薄くすることを実現。これにより、ランフラットタイヤとしての安全性能と、LEXUSの求める高い乗り心地性能を両立しており、新型LSの「最上の優雅さと快感の走り」に貢献している。

 また、同社は1月16日、スズキが1月4日に発売した新型「スイフト」の新車装着タイヤとして、「エコピアEP150」を納入していると発表した。

 同社の「エコピア」は、安全性能や操縦性能、乗り心地などタイヤに求められる諸性能を高次元で維持しながら、転がり抵抗の低減を追求したタイヤブランド。現在では様々な車種に向けた製品ラインアップを取り揃えており、高い評価を得ている。

 ◆住友ゴム工業

 住友ゴム工業は1月18日、1月から発売のトヨタ自動車の新型「ヴィッツ」(ハイブリッド車・ガソリン車)に、環境タイヤダンロップ「エナセーブEC300+」の納入を開始したと発表した。

 今回装着される「エナセーブEC300+」は、新型「ヴィッツ」の求める高い環境性能を実現するため、ダンロップの低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの開発で培った低燃費タイヤ技術を投入した。タイヤの転がり抵抗低減による燃費性能の向上はもとより、乗り心地や操縦安定性能を高次元でバランスさせている。

 ◆ミシュラン

 ミシュランは1月31日、「メルセデスAMG GTR」向けに専用設計した「ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2」が新車装着タイヤとして採用されたと発表した。

 同製品はサーキット走行でのタイムアップを主眼に置きながらも、公道での走行に必要な性能を犠牲にしないタイヤ作りを目指して開発された。

 世界耐久選手権などのモータースポーツ向けに開発された最新のコンパウンド、最適にデザインされたタイヤ形状と非対称トレッドデザインが主な特徴だ。

 この組み合わせにより、メルセデスAMGのエンジニアが重視するサーキットでのハンドリングやグリップ性能、耐久性といった要求に応えることのできる高いトータルバランスを実現した。

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