ゴム技術フォーラム 創設30周年記念講演会を開催

2016年12月08日

ゴムタイムス社

 ゴム技術フォーラムは12月7日、創設30周年記念講演会を開催した。

 1986年から30年の節目を迎える今回の講演会では、「ゴムの補強について」をテーマに、元横浜ゴムの阿波根朝浩氏と京都大学名誉教授の粷谷信三氏が講演を行った。
 記念講演会の冒頭に登壇した竹村泰彦ゴム技術フォーラム副会長は、「ゴム技術フォーラム30年の歴史」という演題で、フォーラムを振り返った。

 ゴム技術フォーラムは、1986年に当時の座長古川淳二氏の名で参加者が募集され、日本ゴム協会の外郭団体として発足された。発足当年は、講演会、見学会が累計18回も開催されるなど活発な運営を行ってきたとのことだ。

 その後の歴史について、竹村副会長は「第1回目の公開フォーラムが行われた後に、現在のフォーラムに続く形である若手・中堅による調査研究をテーマに新たなフォーラムとして出発し、現在に至っている」と説明した。

 フォーラムの会員数は1992年に最大の32社が会員となったが、その後、不況などにより、現在は16社に留まっている。竹村副会長は、今後のフォーラムの課題について「会員の増強、高齢になっている役員の若返り、日本ゴム協会の正式組織への参画、日本におけるゴム技術総合研究所設置への提言」などをあげ、説明を締めくくった。

 続いて元横浜ゴムの阿波根朝浩氏が登壇し、「カーボンブラック疑集構造の形成と状態」をテーマに講演した。

 阿波根氏はカーボンブラック充てんコンパウンドの中の、バウンドラバーを含むカーボンブラッ

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