【ベルト特集】省エネベルトで需要を掘り起こし

2016年12月05日

ゴムタイムス社

 伝動ベルトは自動車のエンジンを始め、一般産業用機械、精密機械、OA機器、家電製品などで動力や回転を伝達する役割を担っている。伝動ベルトの種類としては、摩擦伝動を利用した平ベルト、Vベルト、Vリブドベルトと、かみ合い伝動を利用した歯付きベルトに分けられる。

 日本ベルト工業会によると、2016年1~9月の伝動ベルトの生産量は8870tとなり、前年同期実績(8840t)をわずかに上回った。内需は7727tで同横ばい、輸出は1143tで同1%増となった。

 四半期別では、1~3月が合計で同2%減、うち内需は同1%減、輸出は同6%減。4~6月は合計で同2%減、うち内需は同2%減、輸出は同1%減。7~9月は合計で同5%増、うち内需は同4%増、輸出は同10%増となっている。

 需要先に見ると、自動車向けでは国内は低迷が続いている。自動車生産台数が伸び悩んでいることや

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