【新社長インタビュー】大成興業 若松良太社長 低圧ホースとエンプラに注力

2017年10月20日

ゴムタイムス社

 7月28日の株主総会で、大成興業の新社長に就任した若松良太氏に抱負や今後の展開について話を聞いた。

―就任の抱負について。

 会長が打ち出した「時代の変化に対応した工業用製品の開発、製造、販売を積極的に行い、あらゆる産業の発展に貢献するとともに地球環境保全に配慮した活動を推進し、豊かで夢のある生活の実現を目指す」という経営理念を引き継ぎ、自分たちの仕事に誇りを持ち、周囲への感謝と尊敬の念を持って仕事ができる会社にしていきたい。

 毎年6月に行っている方針説明会では、経営方針と各部署の方針を冊子にまとめて全社員に配布した。今年のテーマは「変化を進化に繋げるべく、挑戦し続けよう」。挑戦項目として、顧客満足、品質、効率化・最適化、独自技術、新規開拓、人材力向上、環境保全の7つを掲げた。特に、主要となる顧客満足、品質、効率化・最適化に挑戦することにより、活力ある会社を目指していきたい。

若松良太氏

若松良太氏

―主要製品や強みについて。

 売上比率の半数を占めるのがホースのアセンブリ。その中でも、一番の強みは低圧ホースのアセンブリだ。低圧ホースでは鉄のバンドで締めるケースが多いが、当社ではオリジナルの金具でアセンブリを行い、バンドで起こりがちな緩みや抜けがなく、取り付けも容易なこともあり、顧客に好評を得ている。昨年、低圧ホースアセン

 

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