【企業特集】ケー・ブラッシュ商会 5月に滋賀でデモ機を設置 生産性向上で拡販目指す

2016年03月07日

ゴムタイムス社

 ㈱ケー・ブラッシュ商会(東京都中央区、増田和雄社長)は、1953年の設立以来、半世紀以上にわたり欧米の一流産業機械メーカーから直輸入した製品を国内ユーザーに販売している。

 ゴム関連機械については、仏レップ(REP)社の国内総代理店として、2年前から高性能ゴム用射出成型機の販売を開始。同社ではレップ社から縦型射出成型機「G9A」のデモ機を取り寄せ、5月に滋賀県に設置する計画をこのほど明らかにした。高い品質と生産性に定評があるレップ社製機械をユーザーに評価してもらい、販売拡大につなげるのが狙いだ。

日本のマーケットについて語るパスカル氏

日本のマーケットについて語るパスカル氏

 来日したレップ社のPascal Consolaroアジアーパシフィックセールスマネージャに今後の販売戦略を聞いた。

◆レップ社について
 レップ社は世界で初めてゴム射出成形機を製造したパイオニアだ。現在、世界57ヵ国で約1万1000台のレップ社製機械が使われている。世界的な受注の増加に伴い、中国、インドに相次いで生産拠点を新設し、本国フランスでも生産設備を一新したところだ。2種類の材料を投入できる高性能機でシェア90%を確保するなど、ドイツ、北米などでは高機能射出成型機で定番となっている。最近では、アジアへの販売に注力しており、特に東南アジアで存在感を見せ始めている。

◆日本市場について
 潜在的には大きなマーケットだ。ゴム産業に

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