【新春トップインタビュー】住友理工 松井徹社長

2016年01月03日

ゴムタイムス社

 グローバル展開が進んでいる中、経営管理体制を強化するため、愛知県名古屋市に「グローバル本社」を設立した住友理工。昨年6月に就任した松井徹 社長に次期中計に向けた事業戦略を聞いた。

 ◆15年を振り返って
 6月に社長に就任し、あっという間に過ぎた半年だった。業績面では売上高は米国での販売が好調だったことに加え、円安による為替効果で過去最高を達成した。

 自動車用品は国内市場の自動車生産が減少、中国での欧州系自動車メーカーの販売不振、ブラジルの経済活動の低迷があったものの、北米の需要拡大、燃料電池(FC)用部材の販売により好調に推移した。一般産業用品では鉄道車両用防振ゴム、住宅向け制振装置の販売も好調だったが、中国の景気減速を受けてインフラ需要が大きく落ち込み、建設・土木機械向け高圧ホースの売上高が前年実績を

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