【企業特集】中島ゴム工業 利益・効率重視した製品へ

2015年10月19日

ゴムタイムス社

ゴム加工特集 中島ゴム工場

利益・効率重視した製品へ
新製品加硫接着剤フィルムが高い評価

 中島ゴム工業㈱(福岡県久留米市、中島幹雄社長)は、工業用ゴム製品の開発・成形加工をはじめ、自動車用フッ素ゴムパッキングなどの製造を行う。同社の創業からの歴史を振り返るとともに、今期の足元の業況および今後の戦略、また新製品「加硫接着剤フィルムACULAH」の展望を中島幹雄社長に聞いた。

―創業から現在までを振り返って。

 創業時は私の父が個人で商売を始め、リトレッドタイヤ用「やまかけ」を作っていた。それから大手の自動車用ゴム部品メーカー様などの成形の下請けをするようになり、さらにロールとニーダーを入れて、大手接着剤メーカーのゴム系接着剤の混錬の下請けを始めた。ただ、親会社から材料や金型そして製造処方を支給されるような下請けの仕事だけだとなかなか利益の確保が難しいため、

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