15年1~6月のゴムベルト国別輸出入 中国が僅差で輸出先1位に

2015年09月14日

ゴムタイムス社

 財務省貿易統計をもとに、日本ベルト工業会がまとめた2015年1~6月の輸出入実績によると、輸出額は220億8500万円で前年同期比3%減となった。

 輸出先上位10ヵ国では、需要好調なアメリカが同17%増の32億100万円となったものの、1位は同7%減ながら僅差で32億2700万円の中国となった。3位はコンベヤ輸出が増加したオーストラリアで同11%増の23億3200万円。以下、4位は台湾(同10%増)、5位は香港(同3%減)、6位には同67%増でペルーが入った。

 品種別に見ると、コンベヤベルトの輸出額は63億5300万円で同3%減となった。国別の1位はオーストラリアで、同10%増の21億2600万円。昨年は大幅な減少を記録したが、今年に入ってやや回復の兆しを見せており、全体の構成比は33・5%。2位には銅・亜鉛など鉱業生産が順調なペルー(同72%増)が入り、3位はアメリカ(同96%増)、4位は台湾(同18%増)、5位は韓国(同74%増)と、ここまでは前年実績より2ケタ伸長している。一方、石炭の生産調整が続く中国は同54%減(7位)と落ち込んだ。

 伝動ベルト合計の輸出額は157億3300万円で同3%減となった。1位は中国で30億700万円(同1%増)、2位はアメリカで27億6500万円(同10%増)となった。好調が続くアメリカが2ケタ伸長したものの、中国も微増で1位を保った。以下、3位は香港(同2%減)、4位は台湾(同8%増)、5位はアラブ首長国連邦(同14%減)となった。

 品種別では、Vベルトは53億6300万円で同7%減。1位は

 

 

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