優良ゴムホース商社企業６社　特集

　ゴム・樹脂ホースは流体の移送や、油などを介した圧力の伝達を行うことで、各産業界で幅広い役割を担い、私たちの生活を支えている。そのホースにおいてユーザーのニーズを的確に捉えながら、商品のみならず情報の効率的な流通に寄与しているのがホース商社である。

　今回ゴム・樹脂ホース商社にアンケートを取ったところ、〈４～６月の売上（対前年同期比）〉については、「上昇」が40％、「やや上昇」が40％、「横ばい」が20％。〈消費増税後の反動減〉については、「想定通り」が80％、「やや小さかった」が20％。〈反動減の回復時期〉については、「６月から」が25％、「７月から」が25％、「９月から」が25％、「来年以降（見込み）」が25％。〈ホース製品値上げの影響〉について、「やや大きかった」が20％、「想定通り」が60％、「やや小さかった」が20％。〈今年の売上予想（対前年比）〉について、「上昇」が20％、「やや上昇」が60％、「やや下降」20％という結果が出た。
　ゴム・樹脂ホースに関しては、消費増税の反動減は概ね想定内だったとしつつも、回復は年越しになると見ている商社もあった。また、３月以降相次いだホース製品の値上げの影響についても、想定より小さかったと見る商社が大半を占め、ユーザーへの理解と浸透が進んでいる様子が窺えた。

　今後もメーカーとユーザーの間に立ち、スムーズな企業活動に努めるホース商社の役割は大きいと言えるだろう。