14年1~9月のゴムロール生産実績 印刷用、製紙用堅調で微増

2014年12月03日

ゴムタイムス社

 ゴム・樹脂ロールは印刷用をはじめ、OA・AV機器、製紙、製鉄、繊維、フィルムなどの産業界にとって必要不可欠な製品であり、各種産業での製造工程やライン内に組み込まれ、重要な基幹部品としての役割を担っている。

 そのゴム・樹脂ロールの生産実績推移をみると、需要構造の変化や景気低迷による需要ダウンで11年第4四半期以降、長らく低水準生産が続いていたが、製鉄向けの需要回復により 13年7~9月期に約3年ぶりに前年同期比プラスに転じた。14年に入っても堅調な伸びを続けていたが、本年下期以降、消費増税後の反動もあり、ややトーンダウンの傾向が見えてきた。

 日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた14年1~9月計のゴム・樹脂ロール生産実績によると、ゴムロール、合成樹脂ロールの合計生産実績は、総合計で2864t、前年同期比0・9%増のほぼ横ばいとなった。

 用途別にみると、主力の印刷用が1021t、同4・4%増、次いで構成比の高い製鉄用が828t、同4・9%減、製紙用が441t、同10・4%増、染色・化繊用、第1次フィルム用、搬送機器用、外壁等住宅用等を含むその他用は573t、同2・6%減となっており、製鉄用、その他用が落ち込んだ。

 昨年、下期以降からゴム・樹脂ロール生産を牽引してきた製鉄用は本年1~3月は消費増税前の仮需の影響などから、ゴムロールは同14・6%増と2ケタの伸びを示したものの、4~6月は反動減から大きく生産を落とし、7~9月でやや持ち直したものの、1~9月トータルで前年同期実績を上回るまでに至らなかった。

 また、フィルム用、搬送機器用などのその他ロールも1~3月まで前年同期実績を上回っていたが、4月以降、消費増税後の反動減もあり、1~9月累計でも前年同期実績を下回った。

 これに対し、堅調な伸びを維持しているのが

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