新春トップインタビュー タイガースポリマー

2014年01月02日

ゴムタイムス社

タイガースポリマー 新春トップインタビュー 公共事業、震災復興需要に期待 メキシコ拠点、単年度黒字図る

 

 

 自動車用部品、産業用ホース、ゴムシートをコア製品として幅広く事業展開するタイガースポリマー。メキシコ新工場で本格生産が始まる今年、渡辺健太郎社長に事業計画などを聞いた。

―13年を振り返って。

 全般的にはまずまず良かったという印象で、中間決算では増収増益となった。増収要因として為替の効果が挙げられる。前年より約25%円安に振れた分、売上増につながった。人件費、原材料費高騰を吸収し利益は計画を上回った。

 自動車用部品について前半は需要が弱かったが、後半に入って受注が増えた。産業用樹脂ホースは、一年を通して原発関連、公共事業関連の需要が堅調だった。ゴム板については他に比べると弱く、前年同期並みに推移した。ゴム板は産業機械や工場設備全般に使われる景気判断のバロメーターであり、本格的な景気回復には至っていないという印象を持っている。

―今期の業績予想は。

 自動車用の好調は下期も続き、上期の落ち込みをカバーするだろう。産業用も堅調が続く見込みだ。通期では売上高324億円で前期比9・6%増、営業利益13億円で同95・4%増、経常利益12億円で同34・8%増と増収増益を見込んでいる。

 

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