建築ガスケ ット工業会 23年度の建築ガスケット生産実績

2012年06月13日

ゴムタイムス社

 建築ガスケット工業会が発表した平成23年度建築ガスケット生産実績は前年比8%増の2万2176㌧となった。
 生産実績は平成21度以来、3年連続の増加となり、昨年の震災の影響、円高、欧州の金融危機など厳しい状況であるものの、住宅のエコポイント制度や省エネの意識の高まり、リフォーム需要の増加が寄与した。
 材料別では、特にSR系の発泡体が前年比196%増の266㌧で大幅な増加を示し、次にCR系ソリッドが同75%増の349㌧、SR系ソリッドが同35%増の193㌧、EPDM系ソリッドが同11%増の512㌧となったが、プラスチック系のTPO系が同2%減の3232㌧、CR系発泡体が同6%減の89㌧となった。
 建築ガスケットは家やビル自体の構造やドアやサッシの様な開口部に装着し、気密性・水密性を高める効果のある製品でEPDM、CR、シリコーン、PVCをはじめ、近年ではTPO(オレフィン系エラストマー)等も採用されている。

23年度建築ガスケット生産実