【新年インタビュー】中部工業用ゴム製品卸商業組合 加藤已千彦理事長

2026年01月01日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

次の世代の育成が大きなテーマに

中部工業用ゴム製品卸商業組合 加藤已千彦理事長

 

 人材教育事業や懇親活動に注力する中部工業用ゴム製品卸商業組合。加藤已千彦理事長に組合活動や今後の組合の課題などについて聞いた。

 ◆25年を振り返って。

 アメリカの関税政策に伴う先行きの不透明さにより、経済も不透明感が増した印象だった。中部地域は自動車産業が基幹産業なため関税前の駆け込み需要はあったが、不透明感からか設備投資の需要は弱含みだった。

 労働力不足も年々顕著になっており、人材の確保や人材の育成方法も課題だ。転職が当たり前になっている中で、個人がどのように成長できるのかやりがいを示していくと共に、デジタルツールを使用した業務の効率化など省人化をさらに進める必要があるだろう。

 また、中小企業においては賃上げの実施も懸念になっているが、一方で原材料、輸送費など様々な物の価格が上昇しているので、価格改定を実施しやすい環境にはなった。

 ◆組合活動を振り返ると。

 引き続き、研修や懇親に重きをおき活動を推進した。人材育成の一環として、7月にビジネスマナー研修、中部ベルトエンドレス工業会と共催で低圧電気安全特別教育の研修、8月に営業社員研修を行うなど研修に注力してきた。中部地区は商社機能だけではなく、加工などの製造も行う企業が多い。工場で必要な知識や安全について学ぶことは商社の社員の付加価値向上のためにも役立っている。今後も安全教育の研修は継続して実施していきたい。

 また、9月には大阪・関西万博の視察も行い、35度以上の猛暑日だったが、自由行動で各自パビリオンを見学した。さらに、中部ゴム工業会との共催で行政書士の講師を招き、外国人の雇用をテーマに合同研修会も行った。

 親睦を図る行事としては、賀詞交歓会や春と秋に開催している商工懇親のゴルフ大会や2月に開催していたボウリング大会はボウリング場の閉鎖などで会場の確保が難しいため、社員交流会を行った。会場には年代も様々な従業員が参加し交流を深めた。

 そのほか、全国ゴム商組連合会への参加や商工懇談会も実施し、中部地域での様々な課題やメーカーに対する要望や情報交換も行った。

 ◆組合の課題について。

 組合員の会員の減少も引き続き課題となっている。会員数は廃業や後継者不足などで今後減少傾向になっていく可能性がある。組合の会員数を増やすために、組合の魅力を発信していく必要がある。今後、日本ホース金具工業会との共催でのホースに関する勉強会も企画しており、他の団体との交流も増やし、組合の魅力を高めていきたい。

 また、中部地区は愛三岐支部、静岡県支部、北陸支部があるが、とくに北陸支部や静岡支部は研修に参加するのは距離的に難しい部分もある。遠方でも研修会に参加できるように、今後もウエブを活用し対面形式とのハイブリット形式で行っていきたいと考えている。

 ◆26年の組合活動について。

 組合を担っていく次の世代の育成が大きなテーマとなる。若い人の力も借りて活動内容の見直しも含めて魅力ある組合を目指していきたい。

加藤已千彦理事長

加藤已千彦理事長

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